休符って休み? [雑学]

休符は休みだと思っている人は多いのではないでしょうか?

しかし、そう考えると理解出来ない楽譜の表記の仕方や演奏は沢山あります。
日本語に良い表現の仕方が無いので仕方無く「休」と言う字を使ったのでしょうが、これが誤解を招く原因になっているのかもしれません。

休符は”音が無い音符”と考えると理解し易いと思います。

英語には「無い物がある」と言う表現があります。

 I have no time.(私は無い時間がある)
 I have no money.(私は0円持っている)
 Nobody is there.(そこには0人居る)

あまり良い文例ではありませんが、これで少しはイメージが湧くでしょうか?

同じ様に休符も考えると演奏の幅が大きく広がると思います。
つまり、休符は「休み」ではなく音符の一つだと考えるのです。
ただ、他の音符と違って音が無いだけなのです。

音が無いだけで他の音符同様演奏する事には変わりありません。



休符を休みだと考えると気持ちも身体も一旦リラックスしてしまいます。
次に音符を吹く時にどうしても沢山の作業が必要になりロスが出来てしまうのです。
これが演奏に大きく影響します。


休符を休みだと考える事は車で言うとエンジンを切ってしまう様な物です。
次にスタートするには沢山のパワーが必要になるのです。
この例えの場合、エンジンはある程度の回転をさせておいてブレーキで止まる程度が休符と言う事になります。
これならばロスは最小限にする事ができます。


私はレッスンをする際、休符に曲の流れを壊さない音を入れて練習してもらい奇麗な曲の流れが出来てから休符の部分で音を無くして演奏してもらう様にしています。


是非、休符も他の音符同様演奏する様にしてみて下さい。

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