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楽器のメインテナンス [雑学]

楽器のメインテナンス方法は人によって(または教則本によって)色々な説があり「どれが正しいのだろう?」と悩んでしまう方も多いと思います。

楽器を制作しているメーカーが提示しているメインテナンス方法は”楽器の性能を維持し良いコンディションを保つ”事を目的としています。
良く分からない場合はこれに従うのが(保証等の問題も考えると)一番無難だと思います。

しかし、プロや楽器歴が長いアマチュアの中にはこれとは違うメインテナンスをしている方が沢山います。
私もその一人です。

これには理由があるのです。

仕事で演奏していると過酷な状況で演奏しなければならない事が沢山あります。
楽器製作者の方々が想定していない様な状況も沢山あると思います。
そう言う中で演奏しているとメーカーが提示している方法でメインテナンスが出来なかったり、その方法では楽器のコンディションを保てない事も多いのです。
そこで皆自分に合った方法を工夫して行くのです。

その工夫の仕方は自分でアイデアを出す事もあれば、人から聞いた方法を試し自分に合った方法だけを組み合わせる事もあります。
こうなるとメインテナンス方法は”人の数だけ有る”と言っても良いでしょう。
そして他人に良い方法が必ずしも自分にも合っているとは限りません。
最終的には自分で自分に合った方法を捜すしかありません。

その際、次の事に気をつけると良いと思います。


○性能の維持
これは当たり前の事なのですが、色々と工夫している間に忘れてしまう事が結構あります。
何の為のメインテナンスなのか忘れない様にしましょう。

私が行っている方法の一部を書き出してみます。
・コルクやタンポ等消耗品には(極力)手を付けない。
・緩み易いネジにはトップコート(透明のマニキュア)を塗っておく。
・オイル切れのチェックやオイルさしはプロ(リペア)に任せる。
・ネックのコルクには絶えずグリスを塗っておく。
・ネックと本体のジョイント部にはグリスを使わない。(ロウを使う)
etc.

一番良いのは仲の良いリペアの方を作り定期的に(悪い所が無いか)チェックしてもらう事です。


○湿度の管理

コルクやタンポ等は湿度の影響を受け易いので特に注意する必要があると思います。

私はカメラ用の除湿剤を楽器ケースに入れています。
普通の乾燥剤の中にはただ湿気を取るだけの物があります。
乾燥のし過ぎも楽器には良くないのでこれは避けた方が良いでしょう。
その点、カメラ用の除湿剤は湿度を50%前後に保ってくれるので丁度都合が良いのです。
なんと言っても楽器用の物と比べて安いのが魅力です。[わーい(嬉しい顔)]

掃除棒の様な物を楽器に入れてしまう方がいます。
この場合は湿度によって使い方を変えると良いでしょう。

湿度が高い時は楽器の風通しを良くしたいので掃除棒は使わない方が良いと思います。
掃除して湿った掃除棒を入れっ放しにする事は楽器にも良くありません。
反対に湿度が低い時(乾燥している時)は掃除棒が楽器のコンディションを維持してくれます。


○衛生面への配慮

マウスピースやリードは直接口に触れます。
楽器は直接口に触れる事はありませんが、楽器に触れた指でリードを付けたりするので衛生的な方が良いと思います。

楽器の手入れに薬品等を使う場合は万が一口に入っても良い物かチェックする様にしましょう。
私はアルコール入りのウェット・ティッシュを持ち歩き、必要に応じて掃除する様にしています。
管体の中に発生するサビ(緑青?)はあまり心配要らない様です。


○その他

スワブはその形状によって使い方を変えましょう。
重りが付いている方と反対側にも紐が有るタイプのスワブはベル(太い方)から通しても構いませんが、重りが付いた方にしか紐が無いタイプのスワブを使う場合は必ずネックが付く方(細い方)から通す様にして下さい。

万が一スワブが引っかかった時無理矢理引き抜くと楽器の性能を落とす事になり兼ねません。
その場合も反対側に紐があれば簡単に抜く事が出来ますし、細い方から入れれば外側で引っかかってくれるので抜くのも用意だからです。
1本しか紐が無くても元々ベルから入れる様に設計されたものは勿論ベルから入れて構いませんが、念の為引っかからない様に気を付けた方が良いと思います。

ネックにスワブを通す場合も同様の配慮をして下さい。


また、マウスピースにスワブを通すと”削れてしまうから”と言ってスワブを通さない方がいます。
厳密に言えばそうなのでしょうが、吹いた時リードが当たって削れる量や、早いスピードの息が長時間通った時に削れる量に比べれば微々たる物です。

ゴミ等が付着してマウスピース本来の性能が発揮出来なくなったり、カビ等が派生して不衛生な状態で吹き続けるよりは吹き終わった後スワブを通して水分を除去した方が良いと思います。


一応参考にしてもらう為に私の意見を付け加えさせて頂きましたが、考え方は人それぞれです。
性能の維持、湿度の管理、衛生面へ配慮を考えて自分に合ったメインテナンス方法を捜してみて下さい。

休符って休み? [雑学]

休符は休みだと思っている人は多いのではないでしょうか?

しかし、そう考えると理解出来ない楽譜の表記の仕方や演奏は沢山あります。
日本語に良い表現の仕方が無いので仕方無く「休」と言う字を使ったのでしょうが、これが誤解を招く原因になっているのかもしれません。

休符は”音が無い音符”と考えると理解し易いと思います。

英語には「無い物がある」と言う表現があります。

 I have no time.(私は無い時間がある)
 I have no money.(私は0円持っている)
 Nobody is there.(そこには0人居る)

あまり良い文例ではありませんが、これで少しはイメージが湧くでしょうか?

同じ様に休符も考えると演奏の幅が大きく広がると思います。
つまり、休符は「休み」ではなく音符の一つだと考えるのです。
ただ、他の音符と違って音が無いだけなのです。

音が無いだけで他の音符同様演奏する事には変わりありません。



休符を休みだと考えると気持ちも身体も一旦リラックスしてしまいます。
次に音符を吹く時にどうしても沢山の作業が必要になりロスが出来てしまうのです。
これが演奏に大きく影響します。


休符を休みだと考える事は車で言うとエンジンを切ってしまう様な物です。
次にスタートするには沢山のパワーが必要になるのです。
この例えの場合、エンジンはある程度の回転をさせておいてブレーキで止まる程度が休符と言う事になります。
これならばロスは最小限にする事ができます。


私はレッスンをする際、休符に曲の流れを壊さない音を入れて練習してもらい奇麗な曲の流れが出来てから休符の部分で音を無くして演奏してもらう様にしています。


是非、休符も他の音符同様演奏する様にしてみて下さい。

リードはゴルフのクラブ [雑学]

多くの方々がリードで苦労しているのではないでしょうか。
私も苦労していますし「リードは何が良いですか?」と言う質問も良く受けます。

残念な事にどんな場面でも使えるリードと言うのは無い様です。
今のところ演奏する会場、音量、音色等色々な事を考えて選んで行くしか有りません。
この選ぶ能力も演奏技術の一つなのです。

つまり、リードは”野球のバット”ではなく”ゴルフのクラブ”と同じ様に考えると良いと思います。
野球では自分の体格、フォーム等に合わせてバットを選び、それ1本(同じタイプのバット)で試合に臨む方が多いと思います。
しかし、ゴルフでは幾つものクラブを使い分けますし、その選択の善し悪しも試合の結果に大きく影響します。
リードも同じ様に考えた方が良いのです。



本当はマウスピース、リード、リガチャーをセットで使い分ける方が良いのですが、この場合組み合わせはとんでもない数になってしまいますし、技術的にも難しい事が多くなってしまうので始めはリードを使い分ける方が良いと思います。


クラシック系の音楽で使う場合はフレンチ・カットのリードから選ぶと良いと思います。

吹奏楽で使うなら音程や音色のコントロールがし易い柔らかめのリードが良いでしょう。
ソロがある場合はある程度音量が出せる様に若干(0.5程度)硬めのリードにすると良いと思います。

コンチェルトなど伴奏をバックにソロを吹く場合は音色が安定する若干硬めのリードが良いでしょう。

アンサンブルの場合は組み合わせる楽器によって選び方が変わりますが、同族楽器だけのサックス・アンサンブルでしたら音色が安定する硬さで音程等のコントロールし易いリードを選びます。


ジャズ系の音楽で使う場合はアメリカン・カットのリードから選ぶと良いと思います。

ただ、ジャズの場合皆さん様々なタイプのマウスピースを使うのでクラシック系の様に簡単には行きません。
まず好みの音色のリードを選びますが、この時マイクで拾った時の音色が良いリードと生音で響きが良いリードの2タイプを選ぶと良いと思います。

ジャズと一口に言ってもフュージョン系やポップス系はクラシック系の音楽と同じ様なリードを選んだ方が良い場合も少なくありません。
また、最近はリードのカットも多様化していてフレンチ・カットとアメリカン・カットの中間(良いとこ取り)の様なリードも出て来ています。
更に選択は難しくなっています。



自分自身で色々なリードを試すのも良いのですがリードは結構高額なのでこれもちょっと勇気が要ります。
やはりプロ等専門の知識を持った人にアドバイスしてもらうのが良いと思います。

良心的な楽器店では色々なメーカーの色々な硬さのリートをセットにして売っている事があります。
まずはこう言う物を試しに購入してリード選びの参考にするのも良いですし、バンドに所属している方でしたら皆で分担して購入しても良いでしょう。
例えば5人で違うタイプのリードを5箱購入し、それぞれ(5種類)を2枚ずつでセットにして分けるのです。

色々と試していると頭が混乱して分からなくなってなってしまうと思いますが、そう言う場合は自分自身に取ってメインの演奏場面に合ったリードをまず選び、それを基準に他のリードを選ぶと良いと思います。


但し、いつも”吹き易さ”でリードを選んでいる人の場合はアンブシュアに柔軟性が無くなっている場合が少なくありません。
この様な場合はリードの使い分けは困難です。
しかし、このままでは高い技術を身に付ける事は難しいのでアンブシュアの柔軟性を身に付ける為にもリードを使い分けてみる事をお勧めします。

この様な場合はタイプを変えるのではなくいつも使っているタイプと同じリードの堅さを変えてみる事から初めてみましょう。
経験では0.5〜1程度柔らかいリードを使ってみると良い様です。


現在は沢山の種類のリードが販売されているので(一部のリードだけを使うのではなく)これらを有効に使いましょう。
私には日本では人気がない(使う人が少ない)リードの特売コーナーは宝の山に見えてしまいます。(笑)

タグ:リード SAX

練習場所 [雑学]

趣味で音楽を楽しむ方々が苦労する事の一つに「練習場所」があります。

自宅に防音室を作れれば良いのですが、防音室は高価な上思った程効果が出ないのが現状です。
そこで音楽スタジオを借りるのですが、音楽スタジオではプロやセミプロのバンド練習をしている事も多く「敷居が高い」と感じてしまう人も多い様です。
また、定期的に利用している人も多く急に練習したくなっても部屋が空いていない事も少なくありません。

そこでお勧めしたいのがカラオケ・ボックスです。

音楽スタジオには駐車場が無い所も多いのですが、カラオケ・ボックスは殆どが駐車場完備です。
サックス等の大きな楽器を持って行くには駐車場があると言うのは大変助かります。

今迄多くの生徒さんが練習場所として利用していますが、断られたと言う話は1度しか聞いた事がありません。
その1度もアルバイトの方が勘違いした様で、次からは大丈夫だった様です。

ただ、グループでの使用となると色々と問題がある様ですので、あくまでも個人練習の範囲での利用が無難です。
カラオケの曲の中にはキーを変えると(トランスポーズを利用すると)サックスの練習に使える物も多く工夫次第では結構快適な練習場所となります。

レパートリーの中に「インスト・バック」なんて言うメニューがあれば楽器の練習で利用する人も増えると思うのですが・・・
この辺りのアイデアを採用して頂けるカラオケ・ボックスがありましたらアイデァ提供しますよ!

なんて事はしなくても沢山の方が(マナーを守って)使う様になれば自然と管楽器の練習等に使える環境は整って行くと思います。

年末年始、カラオケ・ボックスでサックスの練習をしてみては如何ですか?



タグ:防音室 趣味
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リガチャーはタイヤ? [雑学]

リガチャーにも色々な物がありますよね。

私が楽器を始めた頃はリード側に締めるネジが有るタイプが主流でした。
その頃私は自分なりの理論で逆締めタイプのリガチャーが自分に合っていると判断し使っていたのですが、何かある度に「そんな物使ってるからダメなんだよ。」と言われた物です。

勿論それらの注意された事は私自身の問題であってリガチャーには何も問題はありません。
きっと見慣れない物にアレルギーがあったのでしょうね。

また、逆締めが主流になったりスプリング・タイプが良いと言われたり、有名なプロが使っている物が流行ったり、金属が良いとか革が良いとか流行も有る様です。


これらは本当に違うのでしょうか?


仕事柄新製品が出ると試奏できる(職権乱用?)ので沢山のリガチャーをチェックしてみました。その経験ではそれぞれ明らかに違います。
また、この違いは組み合わせて使うマウスピース、リード、楽器によっても変わってきます。

ただその違いは極限状態で演奏した場合、つまりフラジオで吹き続けるとか、ppやffでの演奏とか特別な演奏をした時に大きな差が現れる程度の物です。

通常の使用では大きな違いはないと考えて良いと思います。


つまり車のタイヤと同じに考えると良いと思います。

タイヤにも安いものと高い物がありますが、近所に買い物に行く程度でしたらそれ程大きな違いはありません。
ところが高速道路や悪路で運転したり、急ブレーキを踏まなければならなくなった時など極限状態では高性能なタイヤは威力を発揮してくれます。

リガチャーもそんな風に考えてはどうでしょうか。


勿論バランスが悪いリガチャーは演奏に支障が出るので使うのは避けるべきですが、そうでなければ好みで使うのが一番良いのではないでしょうか。

楽器演奏はメンタルな部分も大きく影響します。
性能を追求するのも良いですが「このリガチャーを使うと音が良い。」と信じる事が出来たり「このリガチャーはオシャレなので使っていると楽しい。」と使っていて楽しいリガチャー等を使うのも一つの方法です。


こう言う事を言うと「いや、私は○○を使ったら明らかに吹き易くなった。」とか「音が変わった。」と言う人がいます。
それはそれで良いのです。
私は個人の印象を否定する気はありませんし、それが事実かどうか追求する必要も感じません。

大事なのはそのリガチャーを使ったら良い音が出たと言う事実なのです。


時々、音も聴かずに「そんなの使ってちゃ良い音が出ないよ。」とか「○○を使わなければダメだ。」と自分の好みのリガチャーを勧める人がいますがこれはやめるべきだと思っているのです。
低音から高音迄バランス良く良い音で鳴っていれば何を使っても良いのです。
自分に良かったから他人にも良いとは限りませんし、本人が気持ち良く吹いている物を否定すべきではないと思います。

もしアドバイスをするならば使う人が「これを使えば良い音が出そうだ。」と信じられる様な配慮をして欲しいと思います。

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アンブシュアは鍛えられない [定説を考える]

時々「長い時間吹いていると口が締まらなくなって息が漏れてしまうのですが、どうしたらアンブシュアを鍛える事ができますか?」と言う意味の質問をされる事があります。

この時の私の答えは決まっています。
「アンブシュアを鍛える事はできません。」
です。

良く教則本に「笑った様な口の形で・・・」の様な説明でアンブシュアを説明している事があります。
これが誤解を招くのです。


口の周囲にある筋肉は顎の筋肉と表情筋です。
顎の筋肉は鍛えられますが表情筋を鍛える事はできません。
表情筋の筋肉は心臓の筋肉と同じ種類のものだからだそうです。

もし、心臓の筋肉が動けば動く程増えたり大きくなっていったらどうでしょう?
次第に心臓は筋肉の塊になり心臓の機能を果たさなくなるでしょう。
心臓の筋肉はいくら動いても増えたり大きくなったりしないのでこの様な事が起きないで済むのです。



話を戻しましょう。
「笑った様な口の形で楽器を吹く」と言うのは「表情筋でアンブシュアを作って楽器を吹く」と言う事になります。
表情筋は鍛えようと思っても鍛えられない筋肉なのでこれは理論的に無理がある訳です。
プロが長い時間”疲れずに”楽器を吹けるのは”筋肉が強い”からではなく、”筋肉が疲れない様に”楽なアンブシュアで吹き、その為に”筋肉を効率よく使っている”のです。



「それでは顎の筋肉を鍛えれば良いじゃないですか。」と言う人もいます。
確かに、顎の筋肉は鍛える事が出来ます。
しかし顎の力を使ってリードに圧力を加えると言う吹き方はリスクが多すぎるので私はお勧めしていません。
顎で圧力を加える吹き方のリスクは次の通りです。

○唇を痛めたり切ったりする
○顎に負担をかけ顎関節症になる確率が高い
○音色、音程のコントロールが出来ない
○高音域の音が出ない(または汚くなる)
○速いタンギングが出来ない(もたつく)
etc.



最初(初心者の頃)は良いのですが一生懸命練習しても上手くならない(高度な技術が習得出来ない)事が多くこれが原因で挫折している方が沢山います。
しかし、私が一番心配しているのは健康面です。

唇にはリードをコントロールする為に大切な神経が沢山あります。
吹く度に痛めたり切ったりしている間にこの大切な神経迄痛めてしまったらリードのコントロールが出来なくなってしまいます。

歯に紙を巻いたり樹脂製のクッションを装着すると唇を痛めたり切る事はなくなりますが、痛くない分圧力をかけてしまい顎の負担も増えてしまいます。
この様な吹き方で(一生懸命)練習している人達の多くが顎関節症(予備軍含)になる確率は非常に高くなります。
顎関節症になったら大好きな楽器を吹く事はできなくなってしまいます。

紙等を巻くのは唇を痛めても吹かなければならない様な時それを悪化させない為に使う程度にとどめるべきです。
つまり怪我をした時の絆創膏の様な使い方です。
紙等を巻かなければ唇を痛めてしまうのであれば奏法を変えるべきです。


つまり顎を鍛える事は出来ますが、アンブシュアに関しては鍛える必要がないのです。
トレーニングするとしたらいつも同じ位置にキープする練習と前後左右自由に動かせる様な柔軟性を養う練習です。

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速いフレーズの練習 [定説を考える]

速いフレーズ(パッセージ)を練習する時皆さんはどうしてますか?

一番多いのが最初はゆっくり練習し、少しずつそのテンポを上げて行くと言う方法ではないでしょうか?
この際リズム練習等も併用する場合が多いと思います。

この練習方法は多くの方が利用していますし説得力もありますが、実際にはあるテンポからは速度が上がらない方が多いのではないでしょうか。
実はこの練習方法は速吹きが得意な人や元々吹けていたフレーズを練習する時には良いのですが、速いフレーズが苦手な人の練習方法としては問題があるのです。


スポーツ・トレーニングの知識がある人ならご存知でしょうが、筋肉には「速筋(白筋)」と「遅筋(赤筋)」があります。
速筋は瞬発力を引き出すのに有効な筋肉で無酸素運動の時によく使われます。
それに対し遅筋は持久力を引き出すのに有効な筋肉で有酸素運動の時によく使われます。

速筋のトレーニングは高負荷低回数が効果的で、遅筋のトレーニングは低負荷高回数が効果的です。
性質もトレーニング方法も全く違う筋肉なのです。


勘が良い方はもうお分かりですね。
ゆっくりから少しずつテンポを上げて何度も練習すると言うのは遅筋のトレーニングなのです。
遅筋は速い動きには向かない筋肉ですから、いくら一生懸命練習しても速度の限界はすぐにやってきます。
個人差はありますが♩(4分音符)=100〜110(1分間に100〜110回)の速度で16分音符を吹く位の速さが限界でしょう。

これ以上の速度のフレーズを練習する為には速筋を鍛えなければなりません。

速筋のトレーニングにはある程度の知識と工夫が必要になります。
また、高負荷低回数のトレーニングが効果的なのでダラダラと練習しても意味が有りません。
専門家の指導が必要になる訳です。

吹奏楽部等に所属している方で次の様な経験をした事はありませんか?
自分は毎日ゆっくりから一生懸命練習しているのに中々速いフレーズが吹ける様にならないのに、あまり練習していない友人が何度か合奏をしている間に何となく速いフレーズが吹ける様になっている。
その友人は才能があって自分は才能がないのではないか・・・

これもトレーニング方法の違いに寄る結果なのです。
これに関しては才能は関係ありません。 
ゆっくり何度も練習している人は明らかに遅筋のトレーニングをしているのです。
それに対し合奏で慌てて吹いている人はいきなり速く吹かなければなりませんし、その為に集中しているので(結果的に)高負荷低回数の練習をする事になります。
つまり速筋が鍛えられているのです。

これは分かり易く極端な例を上げただけですので「練習せず合奏だけ出ていれば上手くなる。」と言っている訳ではありませんのでお間違いなく!
確実に技術を向上させる為には練習は欠かせません。

このトレーニング方法は文章ではなく「教則本」または「教則ビデオ」と言う形でないと説明出来ないので、ここで詳しく説明出来ないのが残念ですし申し訳なく思っています。



少なくとも私のレッスンでは確実に効果が出ています。
中高生は勿論年配の方にも効果がありますので是非広めて行きたいと思っています。
講習会や単発のレッスン等も引き受けていますので興味が有る方は是非ご相談下さい。



音大生やコンクール常連校の生徒さんにもこの方法で飛躍的に技術が向上した生徒が沢山います。
ただ殆どの生徒さんが学校で指導を受けている先生に内緒でレッスンを受けに来ているので具体的に公表出来ないのが残念ですが・・・

公表できる話ではこんな事があります。

趣味でサックスを楽しんでいる方が音楽教室に入会しました。
奥さんも娘さんもピアノの先生をしている音楽一家の様です。
家族で音楽を楽しみたいけれども自分だけ技術的に劣っているし、定年になり時間も出来たので「一度習ってみたら?」と家族に勧められて入会したそうです。
しかし、本人は「この歳から習っても上手くなるハズが無い。」と半分諦めていました。

基礎的な奏法を半年位かけて身に付けて頂いたところで「今度はチック・コリアのスペインを演りましょう。」と提案しました。
スペインは速いフレーズが連続する難曲です。
本人は勿論家族も「絶対無理」と思ったそうです。

最初は曲を吹く為に必要な速筋のトレーニングをした為(本人も家族も)何の練習をしているのか分からず不安気で私に対する不信感を感じた事もありましたが、本人達に取って未経験の事をしている訳ですからこれは仕方がありません。
この生徒さんも不安は持ちながらも信じて続けてくれたので結果はどんどん出て来ました。
ある程度速筋のトレーニングが出来たところで曲の練習に入った所狙い通りの結果が・・・皆が無理だと思っていたテンポで曲が吹けたのです。

この日を境にこの生徒さんはレッスンにデジタル・レコーダーを持ち込む様になりました。
理由を聞くと奥さんと娘さんが私のレッスンを聞いて参考にしてくれているそうです。

このスペインは発表会で娘さんと共演と言う形で発表できました。



速筋のトレーニングは定番のトレーニングとは随分違いますし、体質改善に近い部分もあり時間がかかる事も少なくありません。
信じてもらう事が一番大切になります。
信じて戴けなかった生徒さんの場合はやはり上手く行かない事が多いですね。
まだまだ力不足です。




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毎日の練習時間 [トレーニング]

「毎日何時間位練習すれば上手になりかすか?」
こんな質問を良く受けます。

練習は量より質です。
無駄な練習を何時間もしても意味がありません。

成長期の子供の場合は3時間以内に収めるべきです。

成長期の子供達はまだ身体が出来ていませんので長時間身体に負担をかける事はトラブルの元ですし、過度な練習は骨格や筋肉の成長を妨げる可能性もあります。
音楽が好きで才能溢れる子供達が必要の無い怪我やトラブルで楽器を諦めなくても良い様にする為にも、将来素晴らしい音楽を聴かせてくれる音楽家に育てる為にも、仕事や家庭を持っても音楽を楽しんでもらう為にも成長期の子供達を指導する人は健康管理に気を使わなければなりません。

ですから中学校の吹奏楽部を指導する場合は「3時間の中でどれだけ密度の濃い練習が出来るか」が指導者の腕の見せ所となります。
周りの人達も「コンクールで勝った(負けた)」で指導法を評価するのではなく、卒業生がどれだけ音楽を続けているか、卒業生の中からどれだけプロが育っているかで評価して戴きたいと思います。


では大人の場合はどうでしょう?
一番多いのが「練習時間が確保出来ない。」と言う悩みでしょう。
でもこれは「楽器を吹くのが練習」と考えるから時間が作れないのです。

楽器を吹く為には「ブレス・トレーニング」「フィンガー・トレーニング」等継続的に続けなければならない練習が沢山あります。
また「アンブシュア」「タンギング」等楽器を吹く時には中々気を使えなかったり、楽器を吹くとフォームが崩れ易い物も沢山有ります。

これらの多くは楽器を吹かなくてもトレーニングできますし、一部は楽器を吹かない時の方が効果があります。
CDやコンサート&ライブ等で良い音を聴くのも練習になりますし、レッスンを録音したものを聞き返すのも練習になります。

こうして実際に楽器を吹く時の身体の動きや曲のイメージを前もって作っておく事で楽器を吹いた時の練習を効率よく行う事ができる様になります。
この様な練習なら工夫すれば毎日出来るはずです。


幸せにも練習時間が取れる人でも30歳を過ぎた人の場合は休養も練習の中に取り入れる事をお勧めします。
成長期が終わり身体が出来上がった大人の場合は疲れて吹けなくなったり、口や指等楽器に関係した場所に痛みがなければ時間が許す限り練習しても問題ないと思います。

しかし、練習をすれば筋肉は傷みます。
楽器の練習や運動をした後に筋肉が熱を持つのはこの為です。
若い頃は一晩寝れば筋肉は修復され翌日には強い筋肉として再生されるのですが、30歳を過ぎた辺りから(個人差はあります)そうは行かなくなってきます。

必要に応じて筋育を休めて回復する時間を作ってあげなければなりません。
スポーツ・トレーナーやスポーツ・ドクターの話では4日サイクルが理想の様です。
野球のピッチャーの登板間隔が4日なのもこの為だと言っていました。

楽器の場合は次の様な感じになるでしょう。

1日目:基礎練習&フォーム作り
2日目:ややハードな練習
3日目:ハードな練習(特に鍛えたい動き)
4日目:休養

普段からストレッチングをする様にするのも大切ですし、練習中も疲れたら5分程度休むのも大切です。
また、休養の時に楽器では余り使わない筋肉を意識的にトレーニングするのも身体のバランスを維持する為には大切ですし、休養の時に筋肉の炎症を抑える治療をしたり筋肉に栄養を与えたりするのも効果があります。
そして休養時間は(長くても)48時間以内にするのもポイントだそうです。
そうしないと折角鍛えた筋肉が元に戻ってしまうそうです。


楽器演奏はスポーツだと思って下さい。
若い人でも油断は禁物です。
ハードな練習を続けて身体が疲れている時は休養を取る様にして下さい。


つまり「毎日○○時間練習すれば良い(上手くなる)」と言う様に単純な事ではないのです。
「長い時間練習すれば上手く」なるとか「毎日休み無く練習すれば上手くなる」と言うのは明らかに間違いです。

ただ、体力を付ける為に長時間吹く練習と言うのも必要です。
これは細心の注意を払って行い翌日は休養にするのが良いでしょう。

自分に合った練習方法を見付ける為には専門の知識を持った先生に習うのが良いと思います。
そう言う先生が近くに居ない場合はスポーツジムに通ったりスポーツ・トレーニング関係の本を読むのも参考になると思います。


練習は「根性」では無く「科学的」に行う方が効果があります。
時々本番前に心身共に疲れ切ってしまい力が発揮出来ない人がいます。
練習は効率よく行い「根性」は本番に取って置けば良いのです。

時間で考えるのはヤメましょう!

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最初の楽器は?(その2) [楽器を始める前]

最初の楽器は?(その1)では機種や販売店についてアドバイスしましたが、少しは役に立ったでしょうか?

サックスには小さい物から大きな物迄(ソプラノ、アルト、テナー、バリトンetc.)色々な種類の楽器があります。
これらはどれから始めるのが良い考えてみましょう。

サックスを始めるきっかけには憧れのプレーヤーがいる事が少なくありません。
出来れば同じ楽器から始めたいのが人情です。
ところが殆どの教室でアルト・サックスから始める事を勧めます。
自分が憧れている楽器がアルト・サックスなら問題ないのですが、ソプラノ・サックスやテナー・サックスに憧れていた人の場合困ってしまいます。
 
サックスは管楽器としては比較的新しい方に入ります。
多くの木管楽器と比較すると大変吹きやすく機動性にも優れています。
アルト・サックスやテナー・サックスは機構的にも完成されていると言って良いでしょう。
しっかりしたメーカーの楽器でしたらどれを使っても間違いありません。
 
しかし、ソプラノ・サックスやバリトン・サックスはメーカー毎に若干仕様が違ったりまだまだ改良の余地があります。
分かりやすく言うと「まだ機構が完成されていない。」と言うところでしょうか。
演奏者が技術的な部分で補わなければならない事も多く初心者が吹くには負担が多すぎます。
 
ソプラニーノ・サックスやバス・サックス等は今でも特殊な楽器ですので尚更難しくなります。
この様な理由から始めはアルト・サックスやテナー・サックスから始めるのが無難と言えるでしょう。
 
 
また、サックスは吹きやすいとは言っても管体が太くトレーニングをしていない人にはブレスが足りなく感じるでしょう。
更に、管体が金属胃ですので重さも大変な負担になります。
 
余程体格が良く筋力もある人でなければテナー・サックスは持つだけでも辛く感じるかもしれません。
この様な理由からアルト・サックスから始める事が多いのです。
 
ソプラノ・サックスが更に改良されて完成に近づくと”初心者はソプラノ・サックスから”となるでしょうが、今はまだアルト・サックスから始める事が(経験からも)一番良いと思います。
 
 
アルト・サックスでしたら安くても良い楽器が沢山ありますのでそれから始めるのも良いですし、レンタル楽器もあるのでそれを利用するのも良いでしょう。
基本的な事が出来る様になり楽器の体力も身に付いたところで憧れの楽器に移項すれば良いのです。

最初の楽器(アルト・サックス)は練習用と割り切った方がメリットが多いですし、上達も早い場合が多い様です。
 
安くて良い楽を探したい方は”最初の楽器は?(その1)”を参考にしてみて下さい。


追記
福楽楽器の協力で初心者から中上級者のサブ・楽器としても使える楽器を10万円以下で製作していただける様になりました。
私のホームページ(http://masamusic.com/)でMASA Music仕様の楽器として紹介しています。
 
 

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最初の楽器は?(その1) [楽器を始める前]

Saxを初めて見たいけど「本当に吹ける様になるかな〜」「続けられるかな〜」と心配になる方は結構いるハズです。
楽器に限らず今迄経験が無い事を始めるとなると色々と不安になるのは自然な事ですよね。

音楽教室のレッスンの場合毎週決まった時間に教室に行かなければなりません。
仕事を持っている人はこれだけでも結構な負担になります。
学生の場合も部活動を終えてからだとレッスンに間に合わない事も少なくありません。
この様に時間を作るのも大変な場合もあります。

どの様な先生に習うのかも習ってみないと分かりませんし、習い始める為には楽器を買わなければなりません。
楽器を始めるまでにも結構ハードルがありますよね!


色々とお話したい事はあるのですが、ここでは楽器についてお話ししましょう。

どこでも手に入りサポートも万全である程度上手くなっても充分使える様な大手メーカー楽器を購入しようとすると安くても20万円前後は覚悟しなければなりません。

勧める方も大手メーカーの楽器の方が安心感があります。
しかし、続けられるか不安な事に20万円を使うのは勇気が要りますよね?

ネットで調べると3〜5万円程度の楽器も沢山ありますが、安い楽器に(なんとなく)不安を持つ方も多いでしょう。
私の所には毎日沢山の質問がきますが、楽器に関する問い合わせも結構あります。

残念ながら楽器に関しては実際に吹いてみないと何とも言えません。
特に安い楽器の場合個体差が激しいので同じ型番でも良い物と悪い物が存在するので尚更アドバイスが難しくなります。
しかし、調べてみると安い楽器の中にも作りが良く個体差が少ない物もあります。

以前私のホームページ上に安くてもある程度使える楽器をリスト・アップしたページ「10万円ショップ」と言うページを作りました。
最初は良さそうな楽器を自腹を切って購入し、その楽器の中で良かった物をリストに載せていました。
良い部分と一緒に気になる箇所もコメントするようにしていたので、購入する方もリスクを把握しながら選ぶ事ができる様に配慮しました。

ただ、ミュージシャンはお金とは縁が無いので頻繁に楽器を購入する事ができずリスト・アップする楽器は中々増えませんでした。
しかし、ある時から自分の購入した楽器を資料として貸し出してくれる方々や、協力を申し出てくれる楽器店も現れました。

「10万円ショップ」のページは次第に充実したものとなり多くの方々に喜んで頂ける様になってきたのですが、問題も起こり始めました。

安い楽器を扱っている販売店の多くが楽器に関する知識を持っていなかったのです。
リペア等のサポートが出来ない販売店も多く楽器は良くてもその性能を発揮する事も維持する事も出来ないのです。

また、幸か不幸か私のホームページに影響力があった為、仕事関係でお付き合いがある(他の楽器を販売している)関係からの圧力もかかってきました。
完全なボランティアの活動でその楽器が売れた所で私には何のメリットも無いのですが…難しいですね。
仕方無く「10万円ショップ」のページは閉鎖しました。


以上の様な事情でメーカー名や機種名をあげる事はできませんが、安くても良い楽器を見分ける目安も分かって来ました。
皆さんが購入を検討する場合参考にして下さい。

実際に試奏できる場合は楽器の選定が出来る人と出向き、吹かせてもらうのが一番良いと思います。
この場合リペア&サポート体制も確認して下さい。

通販のみの場合も販売店にリペアセンターがあり、プロのアドバイザーが入っている楽器店で販売している楽器は比較的安心して購入できる様です。
もしプロの選定も受け付けてくれる店があれば若干手数料を払ってでも選定してもらった方が安心です。
これは問い合わせればすぐに分かるはずです。

リペアセンターが無く「保証期間内に故障や不具合があれば(修理が出来ないので)新品と交換します。」と言う店は要注意です。
楽器は本体の設計も大切ですが、性能を発揮し維持する為には調整が最も大事になってきます。
プロが専属のリペアマンを持っているのはこの為です。

この様な理由からも楽器の知識がある店ではいつでもリペア出来る体制を整えていますし、リペア体制が整ってる店で使い物にならない楽器を販売する事は(良心として)非常に少ないと言えます。
私のホームページ(MASA Musicで検索)でも具体的に紹介していますので参考にして下さい。
また、今後も多くの楽器店を紹介して行きたいと考えていますので、しっかりしたサポート体制を整えている楽器店からの連絡もお待ちしています。


良く「最初から良い楽器を使った方が良い。」と言われます。
ただここで言う「良い楽器」とは「初心者に取って良い楽器」なのであって「プロが使っている楽器」と言う訳ではありません。
また、日本では「良い楽器」イコール「高価な楽器」と思っている人も沢山います。

これは自動車選びに例えると分かり易いと思います。
プロが乗る車にはスピードを競うF1のフォーミュラーカーや過酷な状況で走るラリー車等特殊な物が沢山あります。
初心者の方がいきなりこの様な車を購入したらどういう事になるでしょうか?
買い物に使おうと思っていたのに町中は走れないし、乗り心地は悪いし…その前に技術的に運転する事も難しいでしょう。

また、高額な楽器の中にはメッキ等材料代が高価な為に高価になっていたり、特殊な機能を持たせた為に高額になっている物が少なくありません。
これは音色や機能等性能を向上する為に必要な事なのですが、その分鳴らすのが難しかったり使いこなすのにある程度の技術が必要になります。
個人的には初心者が購入するのは避けた方が良いと思っています。


無難なのは(アドバイスしてくれる方が身近にいない場合)大手メーカーの一番安い楽器を選ぶ事です。
このクラスの楽器は高度な演奏やプロ等のハードな使用に耐えるだけの耐久性は無い物が多いのですが、大変吹き易く設計されていますし、趣味で吹くには耐久性が気になる事はないと思います。
また大手メーカーですとサポート体制もしっかりしていますので安心です。

安くて個性的な楽器が欲しい場合は出来れば試奏をしてから購入し、これば難しい場合はサポート体制がしっかりしている楽器店から購入する事をお勧めします。
ネットで調べる場合楽器の評価だけでなく販売店の評価も一緒に参考にすると良いと思います。

中古の楽器も魅力的ですが、中古の場合前の所有者の吹き方や管理の仕方で楽器の状態は激しく変わります。
楽器の選定の技術を持っている人のアドバイスを得られない場合は避けた方が良いでしょう。


そしてある程度吹ける様になり、楽器も続けられると確信出来たとき憧れの楽器を手に入れるのです。
この頃には楽器に対する知識も増えていますのでお金も有効に使う事が出来るはずです。

楽器は定期的に調整する必要がありますので2本有っても無駄にはなりませんし、新しい楽器を購入する際下取りしてもらう事も可能です。
但し、始めから下取りしてもらうつもりなら最初の楽器は大手メーカーの物にした方が良いでしょう。

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